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認知症の容態と超高齢化社会について考える。

まず「認知症」は病名ではなく、まだ病名が決まっていない“症候群”です。つまり医学的には、まだ診断が決められず、原因もはっきりしていない状態のことを表しています。

認知症」の定義は「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断等多数の高次脳機能の障害からなる症候群」とされています。

 

物忘れ」と「認知症」を混合している方もいますが、物忘れとは、脳の生理的な老化が原因で起こり、その程度は一部の物忘れであり、ヒントがあれば思い出すことができます。本人に自覚はありますが、進行性はなく、また日常生活に支障をきたしません。

認知症は、脳の神経細胞の急激な破壊による起こり、物忘れは物事全体がすっぽりと抜け落ち、ヒントを与えても思い出すことができません。本人に自覚はないが、進行性であり、日常生活に支障をきたします。

これらの事から「認知症」の症状はなるべく早期に鑑別診断をして、治療の選択や今後の生活の為のアドバイスを受け、意思決定をしていくことが必要であると言われています。

 

原因疾患は、変性性認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症等が代表的であり、進行に従い廃用、加齢変化が加わり身体機能低下が進行していく事がわかっています。

 

したがって、「認知症」の場合は“早期発見早期治療”より“早期診断早期対応”が重要とされています。

 

これまでの話は、歯科と関わりがある話なのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、個人的には大変重要な問題だと思っています。

 

認知症患者さんには口の中を触られる事に抵抗ある方もいます。それ以外にも「同じことを言ったり聞いたりする。」「しまい忘れや置き忘れが目立つ。」「直前のことも忘れてしまう。」「怒りっぽい」「今がいつなのか、ここはどこなのかわからない。」など様々な障害があります。

認知症患者さんの事を十分理解して治療を開始するのと理解しないで治療を開始するのでは大きなトラブルにもなりますし、患者さん自身の不利益にもなります。

 

日本は、超高齢化社会に突入していると言われていますが、その中でも注意しなくてはいけない項目が病気やケガです。高齢者が増えればそれに比例して医療の現場に関わる人も増えないといけません。しかし、現状の問題として医師や看護師不足の問題で、今後さらに顕著になってくると考えられます。

超高齢化社会に突入するにあたり、認知症患者さんも増加すると考えられます。治療を行うにあたり認知症の理解度を深め、様々な症状をもった患者さんへの対応力を強化すべきではないかと考えている今日この頃です。

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